SEOトーク

コンピュータだけの判断で、何十億というウェブページに、キーワードごとに的確に順位をつけて表示するのは至難の業だった。

 Googleの検索エンジンで、的確なキーワードで、あなたのホームページが上位さえれば、あなたにとって計り知れないプラスの効果をもたらします。当然ながら、世のほとんどのサイト運営者は、的確なキーワードで自分のサイトを上位表示してもらおうと、知恵の限りを尽くして様々な施策を講じています。そのためには、Googleがどのような基準で検索エンジンでの表示の順番を決めているかを知らなくてはなりません。

 しかし、残念なことに、Googleは、検索エンジンでの表示の順番を決める際のアルゴリズム(課題を解決に導くための手順を定型化したもの)を公表していません。ですから、世の中の色々な人が、様々な実験や経験に基づいて、Googleの検索アルゴリズムの内容を想像に基づいて解き明かそうとしているわけです。

 あるキーワードで、ある人がGoogleでウェブ検索する際に、彼が求めているウェブページを的確にコンピューターだけの判断で表示するのは至難の業でした。検索エンジンの黎明期にあっては、検索されたキーワードをページ内にどれだけ多く含んでいるかで、判断していたことがあったといいます。例えば「英会話」のキーワードで検索した場合は、ページに含まれる「英会話」の数が多い順に表示していたということになります。その結果「英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話、英会話」などという文章が平気で掲載されているウェブページが上位を独占してしまったりして、人々が検索エンジンから離れていってしまったこともあったといいます。

 「コンピューターだけの判断で、求められている適切なウェブページを、キーワードごとに的確に表示するにはどうしたらいいか」の問いに対するGoogleの答えは、「他のサイトから適切なリンクがどれだけ貼られているかを判断の大きなポイントにする」というものでした。サイトBからサイトAにリンクが貼られているいとことを、サイトBはサイトAを支持していると捉えたわけです。自分のサイトは、自分で自由にいじれますが、他のサイトから自分のサイトへのリンクは、自分では自由に貼れません。...(続く)